カテゴリー「 地域の風景(県南地区)」の7件の記事

古殿八幡神社・流鏑馬

疾走する馬上から弓矢で的を射る「流鏑馬(やぶさめ)神事」が10月10、11の両日、古殿町の古殿八幡神社で行われ、伝統の妙技が見物客を魅了した。

同神社の流鏑馬は、 鎌倉時代の領主が源頼朝から社領を与えられたのを祝って奉納したのが始まりとされる例大祭の伝統行事。

平安時代の狩装束に身を包んだ役者たちが、約250メートルの馬場道に設けられた3カ所の的を狙って矢を放つ。

矢が的に命中するたびに、馬場道で人馬一体の勇壮な神事を見守っていた見物客から拍手と歓声が上がった。

福島県内では、流鏑馬の神事は古殿八幡神社といわき市の飯野八幡宮で行われており、古殿八幡神社では毎年10月第2土、日曜日に開かれている。


馬上から的を狙う役者=10月10日、古殿町・古殿八幡神社

         ◇           ◇

古殿八幡神社の流鏑馬は、流鏑馬保存会の会員を中心に技術の鍛錬を行い、800年を超える伝統を受け継いでいる。

流鏑馬に先立って行われた流鏑馬大会では、地元をはじめ県内外から参加した約20人の〝役者〟が、日ごろの鍛練の成果を披露した。

中には外国人や女性の姿もみられ、見事な腕前に観客から拍手が送られた。


流鏑馬大会では女性も登場。見事な腕前を披露した=10月10日

◆関連記事
古殿八幡神社「流鏑馬神事」(平成21年10月12日付)

|

猪苗代湖畔で「湖まつり」

郡山市湖南町の夏を彩る「湖まつり」が7月25日、猪苗代湖畔の舟津公園で開かれた。

同まつりは、湖水開きと合わせて毎年7月最終土曜日に行われているもの。

同町の舘浜では、水難防止祈願祭のあと、タライ舟体験や郷土芸能大会などがにぎやかに行われ、訪れた多くの家族連れらが水のイベントを楽しんだ。

中でもタライ舟の体験コーナーは、子供たちに大人気。

バランスがとれず揺れて傾くたびに子供たちは大きな歓声を上げながら楽しんでいた。


湖まつりでタライ舟の体験などを楽しむ子供たち=猪苗代湖・舘浜

|

羽鳥湖高原で芝桜が見ごろ

天栄村の羽鳥湖高原にあるリゾート施設「羽鳥湖高原レジーナの森」では、38万株ほどの芝桜が見ごろを迎えている。

施設の敷地内にある湖の周りには、ピンクや紫、それに白の芝桜が咲き誇り、色とりどりの芝桜を楽しむ大勢の人たちが訪れている。

レジーナの森では、6月7日まで「芝桜フェスティバル2009」が開かれている。


湖畔を彩る芝桜=天栄村、羽鳥湖高原レジーナの森

|

登山道国道は今・・・

険しい峠に阻まれ、自動車通行不能区間だった国道289号「甲子道路」は平成20年9月21日に全面開通し、地域住民の念願だった南会津と県南地域が結ばれた。

一方で、それまで西郷村地内の甲子山登山道に設置されていた〝おにぎり〟(国道標識)が外され、名物の「登山道国道」はひっそりと姿を消した。

 
かつての登山道国道。今はその面影はない=平成21年5月


登山道に設けられていた国道標識=平成18年9月

5月11日に〝おにぎり〟のない登山道を久しぶりに歩いてみた。

落石などが散見された道の状態は、必ずしも良好とはいえず、むしろ以前よりも荒れているような印象さえ受けた。

甲子道路の開通で登山道の国道指定が取り消されることは予想されたこととはいえ、かつての名物登山道に懐かしさと寂しさ、それぞれの思いが交錯した。


国道標識があった場所は「立入禁止」の看板に変わっていた=平成21年5月


甲子山登山口に立つ国道標識=平成18年9月

◆過去の関連記事
甲子峠の登山道国道(平成18年11月9日)

|

三春だるま市

穏やかに晴れ上がった1月18日、小さな城下町として知られる三春町は、約300年の伝統を誇る新春恒例の「三春だるま市」でにぎわいを見せた。

会場の大町地内(おまつり道路)には、だるまのほか、えとの丑(うし)の張り子人形、福まさるなどの縁起物を売る出店や縁日屋台が約70軒並んだ。

会場周辺には、市が始まる10時前から大勢の人たちが詰め掛け、家内安全や商売繁盛を願ってだるまや縁起物を買い求めていた。


縁起物を求める人たちでにぎわった三春だるま市=1月18日


店頭でだるまを品定めする来場者


三春だるまは、厄を払うために両目を見開いているという


camera 「三春だるま市」の写真記事は、こちらでご覧になれます。

|

須賀川「牡丹焚火」

須賀川市の初冬の風物詩「牡丹焚火(ぼたんたきび)」は、毎年11月第3土曜日に国指定名勝・須賀川牡丹園で行われる伝統行事。

樹齢を重ねて枯死した老木や折れた木を燃やしてぼたんを供養するもので、今年は11月15日に行われ、その風情を撮り行ってきた。


樹齢100年以上の古木を燃やして供養した牡丹焚火15日午後4時55分

天寿を全うしたぼたんの老木や折れた枝などが集められ、日が落ちる午後4時半すぎに火がくべられると、赤々とした炎が燃え上がった。
炎は徐々に青紫色に変わり、周囲には、ぼたんの木から出るほのかな香りに包まれた。

静寂の中で、古木が燃える「パチパチ」という乾いた音とともに、勢いよく燃え上がる炎。たきびがこれほど幻想的な雰囲気を漂わせるものとは思いもよらなかった。

須賀川市といえば、火祭り「松明(たいまつ)あかし」で知られるが、牡丹焚火はもう一つの火祭りといえる行事だ。

牡丹焚火は、環境省が平成13年に選定した「全国かおり風景100選」にも選ばれた。


ボタンの古木や枝。上に重ねられた木は樹齢100年を超えるという

牡丹焚火は、昭和53年に俳句歳時記の季語になったことで、この日は俳人らも全国から集まった。紅葉に彩られた園内を散策しながら句を詠んだり、たきびを囲みながら思い思いに句を詠んでいた。

須賀川は、古くから俳句の盛んな所として知られており、松尾芭蕉は奥の細道行脚の途中、当地で長い日々を過ごしたといわれる。

牡丹園の紅葉(11月15日)

4~5月に咲き誇る国指定のぼたん圃場




camera 「牡丹焚火」の写真記事は、こちらからご覧になれます。

|

夜空を焦がす「松明あかし」

日本三大火祭りの一つといわれる須賀川市の「松明(たいまつ)あかし」が11月8日夜、同市の翠ヶ丘公園内五老山一帯で行われ、33本の巨大なたいまつが晩秋の夜空に伝統の炎を噴き上げた。


camera 晩秋の夜空を赤々と焦がした松明あかし8日午後7時17分

松明あかしは須賀川城落城に由来し、伊達政宗の軍勢に滅ぼされた城主の二階堂家らの霊を弔う行事で、400年以上の歴史を持つ。

毎年旧暦10月10日に行われていたが、現在は新暦11月第2土曜日に行われている。


camera 須賀川城を模した仕掛けたいまつ





camera 点火を待つ五老山のたいまつ



高さ10㍍、重さ3㌧の大松明などが市街地を威勢良く練り歩いたあと、会場の五老山に入る。

姫松明の担ぎ手には参加した外国人女性の姿も見られた。


|