カテゴリー「 地域の風景(浜通り地区)」の3件の記事

長寿の名水「いっぱい清水」

新地町には「右近清水」や「真弓清水」など、名水と呼ばれる清水が数多くあるが、中でも福田地区の「いっぱい清水」は名前もユニークながら長寿の泉として親しまれている名水だ。

宮城県丸森町と境にする福田峠からほど近い所にわきでる「いっぱい清水」は、一杯飲めば疲れを癒し、力がみなぎる効力があるといい、一杯飲むと、もう一杯飲みたくなるほどのおいしい水であることが、その名の由来だという。

また、年寄りが飲むと、活力を取り戻して長生きできるといわれることから〝長寿の泉〟とも呼ばれるゆえんだ。

訪れた日は、名水を求めてにきた人たちが水神様に参拝しながらポリタンクなどに入れる姿がみられた。

筆者も一杯の水で喉をうるおしたが、冷たくてうまい。

帰り際にペットボトルいっぱいの〝活力の源〟をいただいた。


名水として親しまれている「いっぱい清水」=5月3日

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無火災祈る「裸参り」

浪江町に伝わる火防祈とう祭「裸参り」が2月2日に行われた。

白装束姿の男たちが水をかぶりながら無火災を祈願する行事で、毎年旧暦1月8日に行われる。

裸参りは1859(安政6)年2月の大火を機に、下帯姿で旧出羽神社(現浪江神社)を参拝し、各家庭に水を掛けて無火災を祈ったのが始まりといわれる。

140年以上続く伝統行事で、現在は同町消防団第1分団第1部により受け継がれている。

沿道では多くの住民がひしゃくやバケツを手に、次々と水を浴びせ、今年1年の無火災を祈った。


沿道の人から冷水を浴びる若衆たち=2月2日午前11時


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漁船の出初め式

浪江町の請戸(うけど)漁港で毎年1月2日に行われる出初め式。大漁旗を掲げた漁船団が今年1年の豊漁と海上安全を祈願する新春恒例の行事だ。


色鮮やかな大漁旗をなびかせ、次々に沖に向かう漁船2日午前8時18分

出初め式は、前年の水揚げが最も多かった漁船が一番船となるが、今年は、昨年に引き続き第八海勝丸が栄誉の一番船に。

午前8時すぎ、花火を合図に第八海勝丸がゆっくりと岸壁を離れた。
港内に軍艦マーチが高らかに響く中を大漁旗を掲げた約80隻の漁船が次々と出港。各漁船は、海上を3周しながらお神酒を海中にささげて漁の安全を祈った。

ふ頭や防波堤周辺は、正月の伝統行事を見ようと大勢の人々が訪れ、漁船から投げられた縁起物のミカンをうまくとらえる見物人の姿も見られた。

正月行事としての漁船の出初め式は珍しく、請戸漁港では大正期から続いているという。

◆請戸漁港
福島県の沿岸漁業の拠点として知られる第3種漁港。
年2回(8月のお盆時期と12月30日)開催される夕市は、新鮮な魚介類が安値で購入できるとあって多くの観光客でにぎわう。


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