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2008年11月の5件の記事

須賀川「牡丹焚火」

須賀川市の初冬の風物詩「牡丹焚火(ぼたんたきび)」は、毎年11月第3土曜日に国指定名勝・須賀川牡丹園で行われる伝統行事。

樹齢を重ねて枯死した老木や折れた木を燃やしてぼたんを供養するもので、今年は11月15日に行われ、その風情を撮り行ってきた。


樹齢100年以上の古木を燃やして供養した牡丹焚火15日午後4時55分

天寿を全うしたぼたんの老木や折れた枝などが集められ、日が落ちる午後4時半すぎに火がくべられると、赤々とした炎が燃え上がった。
炎は徐々に青紫色に変わり、周囲には、ぼたんの木から出るほのかな香りに包まれた。

静寂の中で、古木が燃える「パチパチ」という乾いた音とともに、勢いよく燃え上がる炎。たきびがこれほど幻想的な雰囲気を漂わせるものとは思いもよらなかった。

須賀川市といえば、火祭り「松明(たいまつ)あかし」で知られるが、牡丹焚火はもう一つの火祭りといえる行事だ。

牡丹焚火は、環境省が平成13年に選定した「全国かおり風景100選」にも選ばれた。


ボタンの古木や枝。上に重ねられた木は樹齢100年を超えるという

牡丹焚火は、昭和53年に俳句歳時記の季語になったことで、この日は俳人らも全国から集まった。紅葉に彩られた園内を散策しながら句を詠んだり、たきびを囲みながら思い思いに句を詠んでいた。

須賀川は、古くから俳句の盛んな所として知られており、松尾芭蕉は奥の細道行脚の途中、当地で長い日々を過ごしたといわれる。

牡丹園の紅葉(11月15日)

4~5月に咲き誇る国指定のぼたん圃場




camera 「牡丹焚火」の写真記事は、こちらからご覧になれます。

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歴史をしのぶ「岩谷観音」

地元の史跡などには、その気になればいつでも行けるという思いもあって、なかなか足を運ぶ機会を作れないことが多い。
福島市の指定史跡・名勝となっている「岩谷観音」も、その意味では近くて遠い存在だった感がある。

車の定期点検でディーラーの工場に入庫した際に、そこが工場から近いということもあり、1時間ほどの点検時間を利用して、初めて足を向けた。

信夫山のふもとを流れる祓川(はらいがわ)に沿って名付けられた〝川辺の散歩道〟から80段ほどの石段を上ると、そこは応永23(1416)年に建立したという「観音堂」のある広場。眼下の国道を通る車の音も消え、俗世を離れたかのような静まり返った空間が心地よい。

観音堂周辺は、この時期、松林などの緑ともみじの赤が織りなす景観が素晴らしい。散策コースの人気スポットだというのもうなずける。


岩谷観音といえば、磨崖仏で知られる。市内唯一の磨崖仏群だ。

西国三十三観音本尊像をはじめ、なんと60体の供養仏があるという。
その中で、宝永2(1705)年の聖観音像、同7年の巳侍供養弁財像が年紀のわかるものとされ、三十三観音像もこのころから彫られたいわれている。

磨崖仏はそんなに大きくないものの、丁重に彫られた像容は優れたものが多く、それぞれ味わいのある表情をみせている。

庶民の信仰心を刻んだ磨崖仏も、残念ながら長い歳月を経て岩肌の風化がみられた。貴重な文化遺産だけに大事にしていきたいものだ。


三十三観音は、33の姿に身を変えて、どんな願い事でも聞き入れてくれるといわれる。ぜひ訪れて願いを掛けてみてはどうだろうか。

(撮影:11月21日)

■岩谷観音
福島市岩谷7番地

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黄金のカーテン〝あんぽ柿〟

伊達市梁川町の特産品「あんぽ柿」作りが最盛期を迎え、農家の干し場には皮をむき薫蒸された柿がつるされ、黄金のカーテンが幾重にも重なっている。


camera 初冬の日差しを浴びて黄金色に輝くあんぽ柿11月15日、伊達市梁川町五十沢

あんぽ柿は、大正11(1922)年に伊達市梁川町五十沢地区で、蜂谷柿の皮をむき乾燥加工して販売したのが始まりといわれ、干し柿としては長野県に次いで全国2位の販売実績があるという。
あんぽ柿作りは来年3月末まで続けられる。

福島県内で生産される柿は、あんぽ柿と会津身不知(みしらず)柿が全国に知られており、この2種で県全体の収穫量の半分を超える。収穫量は約7千㌧だ。


camera 干し場に黄金のカーテンのように幾重にも並ぶあんぽ柿


■あんぽ柿
 渋柿を硫黄で薫蒸して乾燥させる独特の製法で作られる干し柿で、伊達市梁川町が主産地。

◆過去の関連記事
 「天干し柿」が「あんぽ柿」に(平成17年11月27日)

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夜空を焦がす「松明あかし」

日本三大火祭りの一つといわれる須賀川市の「松明(たいまつ)あかし」が11月8日夜、同市の翠ヶ丘公園内五老山一帯で行われ、33本の巨大なたいまつが晩秋の夜空に伝統の炎を噴き上げた。


camera 晩秋の夜空を赤々と焦がした松明あかし8日午後7時17分

松明あかしは須賀川城落城に由来し、伊達政宗の軍勢に滅ぼされた城主の二階堂家らの霊を弔う行事で、400年以上の歴史を持つ。

毎年旧暦10月10日に行われていたが、現在は新暦11月第2土曜日に行われている。


camera 須賀川城を模した仕掛けたいまつ





camera 点火を待つ五老山のたいまつ



高さ10㍍、重さ3㌧の大松明などが市街地を威勢良く練り歩いたあと、会場の五老山に入る。

姫松明の担ぎ手には参加した外国人女性の姿も見られた。


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イチョウ並木〝幻想の装い〟

福島市のあづま運動公園のイチョウ並木が黄葉に色づき、すっかり晩秋のたたずまいをみせている。

公園内の陸上競技場から大駐車場までの園道460メートルに116本のイチョウが植えられており、黄金色に輝くイチョウ並木を楽しみながら歩いてきた。

夕方5時からはイチョウを照明で飾るライトアップが行われており、黄色や赤色などで鮮やかに彩られたイチョウ並木は、昼とは違った幻想的な雰囲気を醸し出す。

ライトアップは11月16日までの予定で、連日午後8時まで実施される。


camera 幻想的に彩られたイチョウ並木11月6日午後6時半ごろ

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