二本松市〝針道のあばれ山車〟

大型人形を乗せた山車がぶつかり合う「針道のあばれ山車」が10月11日、二本松市針道の商店街で繰り広げられ、目抜き通りには7台の山車が激突する音が響いた。

あばれ山車は、凶作が続いて疫病が大流行した際、地区の諏訪神社例大祭で神輿(みこし)渡御とともに、神楽や人形を飾り付けた山車を奉納したのが起源とされ、約400年の伝統を持つ。

別名「針道のけんか祭り」とも呼ばれる荒っぽい祭りだ。

今年の山車には、高さ約3メートルの毘沙門天(びしゃもんてん)や人気アニメのキャラクターが乗った。

太鼓が打ち鳴らされ、若連の威勢の良い掛け声とともに、山車を前後に走らせてぶつかり合う光景は勇壮そのもの。

通りを埋め尽くした見物客は、あちこちで激突、豪快に回転する山車の迫力に圧倒されていた。

あばれ山車は、毎年体育の日の前日に行われる諏訪神社の祭礼行事。


大型人形を乗せた7台の山車が激突した針道のあばれ山車=10月11日、二本松市針道

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古殿八幡神社・流鏑馬

疾走する馬上から弓矢で的を射る「流鏑馬(やぶさめ)神事」が10月10、11の両日、古殿町の古殿八幡神社で行われ、伝統の妙技が見物客を魅了した。

同神社の流鏑馬は、 鎌倉時代の領主が源頼朝から社領を与えられたのを祝って奉納したのが始まりとされる例大祭の伝統行事。

平安時代の狩装束に身を包んだ役者たちが、約250メートルの馬場道に設けられた3カ所の的を狙って矢を放つ。

矢が的に命中するたびに、馬場道で人馬一体の勇壮な神事を見守っていた見物客から拍手と歓声が上がった。

福島県内では、流鏑馬の神事は古殿八幡神社といわき市の飯野八幡宮で行われており、古殿八幡神社では毎年10月第2土、日曜日に開かれている。


馬上から的を狙う役者=10月10日、古殿町・古殿八幡神社

         ◇           ◇

古殿八幡神社の流鏑馬は、流鏑馬保存会の会員を中心に技術の鍛錬を行い、800年を超える伝統を受け継いでいる。

流鏑馬に先立って行われた流鏑馬大会では、地元をはじめ県内外から参加した約20人の〝役者〟が、日ごろの鍛練の成果を披露した。

中には外国人や女性の姿もみられ、見事な腕前に観客から拍手が送られた。


流鏑馬大会では女性も登場。見事な腕前を披露した=10月10日

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古殿八幡神社「流鏑馬神事」(平成21年10月12日付)

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河川敷が秋桜の花畑

福島市東浜町を流れる阿武隈川の腰浜緑地に植えられたコスモスが見頃を迎え、散歩を楽しむ人たちの目も楽しませている。

阿武隈川に架かる三本木橋近くの河川敷を整備した緑地にはテニスコートなども造成され、休日などは多くの家族連れらが訪れる憩いの場所。

遊歩道沿いには、地元の人の手で菜の花やヒマワリなど四季の花が植えられており、今の時期はコスモスの可憐な花が広い花畑のように咲き誇っている。

遊歩道を歩くと、色とりどりのコスモスが時折吹く秋のさわやかな風に揺れていた。


秋風に揺れるコスモスの花=9月24日、福島市東浜町・阿武隈川腰浜緑地

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国見町「義経まつり」

奥州平泉の藤原軍と源頼朝の鎌倉軍が戦った奥州合戦を再現する国見町の「義経まつり」が9月23日、同町中心街を舞台に繰り広げられた。

まつりは、1189(文治5)年、同町の阿津賀志山を舞台に藤原、鎌倉両軍が対峙(たいじ)した奥州合戦にちなみ、毎年「923(くにみ)の日」に行われている。

武者行列では、源義経や武蔵坊弁慶、静御前ら総勢約150人が甲冑(かっちゅう)姿で町内を練り歩き、勇壮な歴史絵巻を繰り広げた。

行列には、大河ドラマでおなじみの〝愛〟のかぶとを身につけた直江兼続も加わり、沿道から盛んな声援を受けていた。

藤田小学校では、阿津賀志山合戦を再現する神旗争奪戦も行われ、南相馬市の中ノ郷騎馬会10騎による迫力ある神旗争奪を展開した。


義経や弁慶に兼続らも加わり練り歩いた武者行列


「義経」役は一般公募で参加した女性が務めた


阿津賀志山合戦を再現した「神旗争奪戦」

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晩夏の風情「福島とうろう流し」

福島市の晩夏の風物詩「福島とうろう流し花火大会」が8月17日、県庁裏の阿武隈川河畔で開かれ、市民らが灯篭(とうろう)を川面に浮かべて先祖の霊を慰めた。

福島とうろう流しは、送り盆の行事として明治37年から行われている伝統行事。花火大会が加えられてから今年で27回目を迎えた。

川辺に並ぶ約120本のたいまつが燃える中、福島市仏教会による法要が行われ、約7千個の灯篭が流された。

今年は梅雨明けがないまま秋に移行するという不順天候に見舞われたが、水面に映る灯篭のほのかな灯りが行く夏の風情を醸し出した。


3000発の花火が彩りを添えた福島とうろう流し=8月17日、阿武隈川河畔

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農村歌舞伎の殿堂「大桃の舞台」

うっそうとした原生林を抱いた山里にたたずむ「大桃の舞台」(南会津町)は、江戸時代から多くの歌舞伎が行われてきた農村歌舞伎の殿堂。

舞台は、間口が約7.6メートル、奥行き約8.5メートルのかやぶき切妻造りで、明治28年7月9日の再建。
昭和51年に国の重要有形民俗文化財に指定された。

同じ南会津地方の「檜枝岐の舞台」と同様、農村舞台の典型として歴史的重みのある建造物だ。

この舞台で毎年「大桃夢舞台」が開かれる。

地域の人たちの情熱に後押しされた公演では、子供歌舞伎や郷土芸能が披露され、住民らはかつての農民歌舞伎に思いをはせながら、ひと夏の行事を楽しむ。


かつての農村舞台の面影を今に伝える「大桃の舞台」=南会津町大桃

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「大桃の舞台」で子供歌舞伎を熱演(平成21年8月7日付)

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猪苗代湖畔で「湖まつり」

郡山市湖南町の夏を彩る「湖まつり」が7月25日、猪苗代湖畔の舟津公園で開かれた。

同まつりは、湖水開きと合わせて毎年7月最終土曜日に行われているもの。

同町の舘浜では、水難防止祈願祭のあと、タライ舟体験や郷土芸能大会などがにぎやかに行われ、訪れた多くの家族連れらが水のイベントを楽しんだ。

中でもタライ舟の体験コーナーは、子供たちに大人気。

バランスがとれず揺れて傾くたびに子供たちは大きな歓声を上げながら楽しんでいた。


湖まつりでタライ舟の体験などを楽しむ子供たち=猪苗代湖・舘浜

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あでやかに花嫁行列

日本三大祇園祭の一つに数えられる南会津町の田島祇園祭は7月23日、呼び物の「七行器(ななほかい)行列」が古式ゆかしく行われ、花嫁姿の女性らが華やかに町内を練り歩いた。

行列は、酒、赤飯、鯖(さば)の供え物を行器(ほかい)と呼ばれる容器に入れて神社に献上するもので、色鮮やかな着物に角隠しをかぶった女性らは裃(かみしも)姿の男性らとともに目抜き通りを練り歩いた。

田島祇園祭は、鎌倉時代から800年以上の伝統がある。

あでやかな花嫁衣装に身を包んだ女性が練り歩いた「七行器行列」

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ヒマワリが咲き始め

庭の片隅に5月の連休中にタネをまいたヒマワリが高さ2㍍近くまで伸び、黄色い花が咲き始めた。

近隣で目にするヒマワリはすでに大輪を咲かせているものが多く、ちょっとやきもきしていたが、黄色の花をのぞかせた時は思わず笑みがこぼれた。


タネまきから80日近くで花を開き始めたヒマワリ=7月20日

東北南部は6月10日に梅雨入りしたが、福島市ではこれまで30度以上の真夏日が11日、35度以上の猛暑日も3日記録され、地方気象台によると、福島市では7月14日、ニイニイゼミの初鳴きを観測したという。

ヒマワリの開花とともに、本格的な夏が間もなく訪れる。

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会津若松・ほおずき市

会津若松市の夏の風物詩の一つ、「ほおずき市」が7月10日、同市大町四ツ角商店街の野口英世青春通りで開かれ、大勢の人たちでにぎわった。

ほおずき市は、同町の田中稲荷神社祭礼に行われる年中行事。

通りには露店などが建ち並び、売り手の威勢のいい掛け声が飛び交う中、訪れた市民らが気に入った鉢の品定めをしながら買い求めていた。


通りには赤く色づいたほおずきが並んだ=会津若松市・野口英世青春通り

会津若松市では、7月1日から9月8日までの約2か月間、市内各所でさまざまな夏祭りや縁日が連日開かれ、その数は45か所にも上る。

この期間に行われる祭りなどは「お日市(おひいち)」と呼ばれ、約400年前の蒲生氏郷公の時代から受け継がれている伝統行事も少なくないという。

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鮮やかに咲くアジサイの花

伊達市梁川町山舟生の「くぼたあじさい公園」では、鮮やかなアジサイの花が見ごろを迎えた。

公園内には青く色付いた1万株を超えるアジサイが咲き競っている。

訪れた人たちは、水車など風情を感じる遊歩道を歩きながら、アジサイに彩られた景観を堪能していた。

同公園のアジサイは7月中旬まで楽しめるという。

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鮮やかな青色の花を咲かせるアジサイ=7月5日、伊達市梁川町・くぼたあじさい公園

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阿津賀志山防塁

国見町の阿津賀志(あつかし)山(標高289㍍)の中腹から阿武隈川に至る3.2キロにわたって続く二重の堀と土塁の跡。

文治5(1189)年の奥州合戦の際、平泉の藤原泰衛軍が源頼朝軍を迎え撃つために築いた防備施設で、阿津賀志山防塁と呼ばれる遺跡だ。地元では、二重(ふたえ)堀とも呼ぶ。

防塁跡付近一帯では、文治5年8月8日から10日にかけて激戦が展開されたという。

この戦いで防塁が陥落、藤原軍の敗北につながったという歴史的な古戦場だ

昭和56年に国史跡に指定された防塁跡では発掘調査が続けられており、これまでに防塁を築いた際に埋められたとみられる道路跡などが見つかっている。

阿津賀志山は、「タンガラ山」の愛称で親しまれ、同町のシンボル的存在。展望台から吾妻、安達太良連峰が見渡せる絶景ポイントだ。


正面に見える阿津賀志山から築かれた防塁跡(下二重堀地区)

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堤ヶ平ひめさゆりの里

地域の人たちが、日本一のひめさゆりの里を目指し、丹精込めて植栽した福島市土湯温泉町の堤ヶ平(つつみがだいら)ひめさゆりの里。

小高い丘に約7万本のひめさゆりが咲き競い、かれんな淡紅色の花びらが美しい景観をつくり出している。


淡紅色の花をかれんに咲かせるひめさゆり=6月5日、福島市土湯温泉町

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檜枝岐村散策

尾瀬国立公園の玄関口となる檜枝岐村は、自然の息吹を感じさせ、人情味に溢れる土地柄。

レジャーもさることながら、歴史をたずねての散策も味わいがある。

愛宕神社祭礼奉納歌舞伎取材の際の周辺スナップ(5月12日撮影)。

セイロウ作り板倉
柱を使わず厚さ10㌢ほどの板をセイロウのように組み合わせもの。
釘などの金具を使用しない作りとなっている。
建築年代ははっきりしないが、建築様式から奈良の正倉院と同様とみられる村の重文。

水芭蕉像
純白で清楚な姿が〝尾瀬の妖精〟とも呼ばれる水芭蕉は、村の花にもなっている。
燧ケ岳(ひうちがたけ)開山100年を記念して、平成元年に建てられた水芭蕉像。
檜枝岐温泉の源泉から引かれた湯が湧き出る仕組みで、同温泉のPRに一役買っている。

橋場のバンバ
昔から子供を水難から守る水神様として信仰を集めているが、バンバの頭にお椀をかぶせて祈ると、どんな願いでもかなえてくれる万能の神として人気を呼ぶ。
また、縁結び、縁切りの神様ともいわれ、ハサミを奉納する風習もある。

鎮守神
駒形大明神と燧大権現を祭る。
檜枝岐歌舞伎の舞台は、この鎮守神の境内にあり、石段上になっている社殿への斜面は檜枝岐歌舞伎の見物席となる。
例大祭の8月18日に檜枝岐歌舞伎が奉納される。

六地蔵
六地蔵は、凶作ために「 間引き」された赤ん坊の霊を弔い、母親の嘆きを慰めるために建立されたもの。
山深い里に残る悲しい歴史を今に伝える稚児像だ。


愛くるしい笑みを浮かべる稚児像


奉納される絵馬は子宝、子育てを祈願するものが目立つ

◆過去の関連記事
雪国の悲しみ伝える六地蔵(平成19年5月24日)


番外編

歌舞伎通りを歩いていたら、入口に写真にあるように歌舞伎役者のイラストが貼り付けられている建物が目に入った。

この建物、何かわかりますか?

そうです!公衆トイレなんです。

男女の入口を歌舞伎役者で表しているんですね。
左は女性、男性は右。
入口でちょっと戸惑いの表情を見せた観光客も「なるほどね」と思わずニッコリ。

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阿武隈川の除草作業急ピッチ

福島市を流れる阿武隈川河畔の除草作業がピークを迎えている。

河川敷などに生い茂った雑草の刈り取り作業は、毎年梅雨入り前のこの時期に行われているもので、いわば初夏の風物詩。

国道114号に架かる渡利大橋付近の堤防では、作業員の無線操縦による国交省の草刈機2台がエンジン音を響かせながら次々と雑草を刈り取っていた。

阿武隈川流域は、堤防を利用したサイクリングロードや河川敷を利用した公園などに整備され、市民の憩いの場所ともなっている。


阿武隈川河畔で行われている除草作業=6月3日

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